メルカリで値下げ交渉をするのは問題ありません。少なくとも値下げ交渉は禁止行為とはされておらず、メルカリの公式ガイドにも「お好きな様にしていただいて構いません」と記載されています。
ただ、互いの顔が見えない取引の中ではちょっとした言動がトラブルの元となることがあります。自己中心的な値下げ交渉は避け、交渉上手になれるように努めたいものです。
今回の記事では値下げ交渉のやり方をご紹介します。コピペして使える例文もご用意しましたのでぜひ参考にしてください。
<早わかり!この記事のサマリー> ・値下げ交渉専用の機能はなく、コメントでのやり取りとなります ・値下げ希望額は10%以下を目安とするのがおすすめです ・値下げ交渉には出品者にブロックされたり、第三者に横取りされたりするリスクがあります |
目次
- 値下げ交渉のやり方
- 値下げ交渉に使える例文
- どれくらいの金額を値下げ交渉してもいい?
- 重ねて値下げ交渉をしてもいい?
- 値下げを断られたら?
- 出品者から返答がないときはどうする?
- いいことばかりじゃない?値下げ交渉のデメリット
値下げ交渉のやり方
メルカリには値下げ交渉専用の機能はありません。商品ページのコメント機能を使って出品者と購入者が交渉をおこないます。
▼商品ページのコメント
<値下げ交渉のやり方> 1.商品ページの「コメント」ボタンを押す 2. コメントを書き込む 3. 出品者の返答を待つ (出品者の返答がOKなら) 4. 出品者に値段を変更してもらう 5. 購入する (出品者の返答がNGなら) 4. 元々の金額で購入するか購入を諦める |
※公式ガイドに記載がないのであくまでも参考用です
値下げ交渉に使える例文
出品者に不快な思いをさせない例文をご紹介します。OK例とともに代表的なNG例を確認しておきましょう。
<OK例> はじめまして。不躾なお願いで恐縮ですが○○円お値下げいただくことは可能でしょうか。 →シンプルに値下げを希望する場合の例文です。 |
<OK例> ○○様が出品されている××とこちらの商品を一緒に購入させていただきたいと思っております。可能でしたら○○円お値下げいただけますでしょうか。 →まとめ買いを理由に値下げを願い出る場合の例文です。まとめ買いにメリットを感じる出品者に対しては有効です。 |
<NG例> (5000円のものに対して)3000円で購入希望です →一方的な物言いで出品者は不快になります。この商品の値段は3000円が妥当だと言っているようにも聞こえます。同種の「3000円で即決します」という言い方も止めましょう。 |
<NG例> お値下げできますか? →どの程度の値下げを希望しているのか不明です。出品者が値下げを承諾する場合も「おいくらの値下げを希望ですか」のような一往複余分なやり取りが発生し、出品者に手間をかけます。 |
<NG例> いくらまでお値下げできますか? →出品者を困惑させる質問です。出品者は値下げせず、商品ページに表示されている提示額で売りたいと思っています。多少の値下げを許容できる出品者の場合も先に希望額を知りたいと思うはずです。 |
どれくらいの金額を値下げ交渉してもいい?
本来出品者は値下げせず、すでに提示している金額で売りたいと考えています。値下げを承諾してくれる出品者に対しても欲張らないように注意してください。願い出る金額としては金額の10%以下を目安とするとよいでしょう。
重ねて値下げ交渉をしてもいい?
願い出たそのままの金額を承諾してもらえなくても、出品者から「○○円までなら値下げします」と言ってもらえることがあります。その金額に対して再度値下げ交渉をするのは避けるのが無難です。出品者が提示した金額は最終値下げ金額です。金額に納得できないのであれば購入するのを諦めましょう。
値下げを断られたら?
値下げ交渉がまとまらなかった場合にも、通称「コメント逃げ」と呼ばれるやり取りの放置は厳禁です。
値下げを検討してくれた出品者に対して感謝するとともに、購入するのか購入しないのか現時点での結論を明確に示しましょう。「検討します」のような曖昧な表現は出品者に対して失礼です。
<例文> ご検討いただきありがとうございました。予算オーバーのため購入を諦めます。またご縁がありましたらよろしくお願いします。 |
出品者から返答がないときはどうする?
2、3日待っても出品者から返答がない場合には提示されている金額で購入するか、購入を諦めましょう。値下げ交渉を嫌い、値下げ交渉のコメントに一切返答をしない出品者もいます。
いいことばかりじゃない?値下げ交渉のデメリット
ブロックされる
メルカリにはブロック機能があり、相手のマイページ上でブロックができます。「いいね!」からは相手のマイページを辿れませんが、コメントからはマイページを辿ることができます。値下げ交渉の過程で不快な思いをしたら、出品者はブロックを検討するでしょう。
出品者にブロックされるとお目当ての商品どころか、今後一切の取引ができなくなります。
→もしかしてブロックされてる?ブロック確認したい人は「メルカリでブロックされたらどうなる?自分がブロックされているか確認する方法」をチェック
他の人に横取りされる
商品ページで「いいね!」を押した人にはコメントが書き込まれる度に通知されます。そのため、買い逃したくない人に元々の金額で購入されてしまうかもしれません。
出品者が値下げ金額に更新したタイミングでも通知されるので、値下げ後の金額で自分が購入する前に他の人に購入されてしまうかもしれません。
自分から見ると「横取り」に見える行為でも「メルカリは最初に購入した方と取引する仕組み」という原則によれば購入者には全く非がありません。なお、出品者に他の購入者との取引をキャンセルするように迫るのはやめましょう。