
ヤフオクの「まとめて取引」はメリット・デメリットを理解した上で活用しましょう。決済や発送を1件にまとめることで取引が簡便になります。もちろん同梱発送もOKです。
記事では「まとめて取引」のメリット・デメリットほか、出品者・落札者別に「まとめて取引」のやり方をご紹介します。
目次
複数の商品を売買するときは「まとめて取引」が便利
同じ出品者・落札者間で3日以内(72時間以内)に複数の商品を売買するときには「まとめて取引」ができます。本来商品の件数分発生する取引を1件にまとめることで、取引が簡便になります。決済や発送も1件にまとめられます。
「まとめて取引」を始められるのは落札者から出品者に依頼があり、出品者が承諾した場合に限ります。承諾・拒否の選択は出品者の自由です。
まとめて取引ができない場合
- 落札者の評価が6件未満
- 落札後72時間を過ぎた商品
- 落札者が「取引をはじめる」ボタンを押した商品
- 送料が出品者負担の商品と落札者負担の商品
- 着払いの商品
- すでに「まとめて取引」を拒否された商品
- ヤフオク!ストアの商品
など
▼落札者が「取引をはじめる」ボタンを押すと「まとめて取引」できない

まとめて取引のメリット
「まとめて取引」のメリットをご紹介します。
手間を省ける(出品者・落札者)
「まとめて取引」をすると出品者・落札者ともに手間を省ける可能性があります。
通常は商品ごとに取引ナビが作成され、商品件数分の決済、商品件数分の商品発送・受取の手間が発生します。一方「まとめて取引」する場合は20件までの商品を1件の取引ナビにまとめ、1件の決済、1件の商品発送・受取で取引を完了することができます。
送料が安くなる(出品者・落札者)
送料は出品者負担の場合、落札者負担の場合がありますが、いずれの場合も「まとめて取引」で商品を同梱すると送料が安くなる可能性があります。
「まとめて取引」では大きな箱・袋に複数の商品を同梱して発送する・発送してもらうことができます。送料は商品のサイズ・重量によるので必ず安くなるとは限りませんが、小さい商品・薄い商品・軽い商品の場合は送料が安くなる可能性が高くなります。

まとめて取引のデメリット
「まとめて取引」にはデメリットもあります。デメリットを知った上で「まとめて取引」をしましょう。
落札者を削除できない(出品者)
通常、落札者からの支払いがない場合は落札者都合で取引をキャンセル(落札者を削除)できますが「まとめて取引」に同意すると落札者を削除できなくなります。
「まとめて取引」に同意する前に必ず落札者の評価を確認し、信頼できる落札者かどうか見極めましょう。少しでも不安を感じる場合は「まとめて取引」を拒否することをおすすめします。
クーポンを利用できなくなることがある(購入者)
「まとめて取引」に含まれる商品のうち、最初に落札した商品にのみクーポンを利用できます。2回目以降に落札した商品に対してはクーポンを利用できません。利用できるはずのクーポンを利用できず、結果的に割高な買い物になってしまうおそれがあります。
複数のクーポンを持っている場合はクーポンを利用できる商品と利用できない商品に分け、クーポンを利用できない商品だけを「まとめて取引」するのもよいでしょう。
→クーポンの使い方について知りたい人は「ヤフオクのクーポンの使い方をご紹介!表示されない・使えないときはどうする?」をチェック
【出品者】まとめて取引・発送のやり方
<まとめて取引を承諾する場合>
- 購入者から「まとめて取引」を依頼される
- 取引ナビで「まとめて取引をはじめる」をクリックする
- 配送方法・送料を設定する
- 確認ページで「決定する」をクリックする
- 最初に落札した商品の取引ナビで取引を進める
<まとめて取引を拒否する場合>
- 購入者から「まとめて取引」を依頼される
- 取引ナビで「単品で取引する」をクリックする
- 各商品の取引ナビで取引を進める
同梱必須ではない
「まとめて取引」は同梱必須ではなく、複数個口になっても問題ありません。ただし匿名配送ができる「ヤフネコ!パック」「ゆうパック・ゆうパケット(おてがる版)」は1個口のみ発送できます。

配送方法を変更するときは承諾前に落札者に連絡する
出品時とは異なる配送方法に変更するときは「まとめて取引」を承諾する前に取引メッセージを利用して落札者に連絡するとよいでしょう。
もともと匿名配送を設定していた複数の商品を同梱すると規格のサイズ・重量をオーバーしてしまう場合は匿名配送以外の配送方法に変更するか「まとめて取引」をせず1件ずつ取引するか、出品者・落札者間で相談しましょう。
【購入者】まとめて取引・依頼のやり方
<まとめて取引を依頼する場合>
- 取引ナビで「まとめて取引をはじめる」をクリックする
- 「商品を受取都道府県」を選択し「まとめて取引を依頼する」をクリックする
- 確認ページで「決定する」をクリックする
- 出品者からの連絡を待つ
- 承諾された場合は最初に落札した商品の取引ナビで取引を進める
出品者に「まとめて取引」を拒否された場合は各商品の取引ナビで取引を進めます。
<まとめて取引を依頼しない場合>
- 取引ナビで「単品で取引する」をクリックする
- 各商品の取引ナビで取引を進める
支払い期限は1番古い落札日を基準にして計算する
Yahoo!かんたん決済の支払い期限は「まとめて取引」する商品のうち、最初に落札した商品の落札日(1番古い落札日)を基準にして計算します。支払い期限を先延ばしにはできないので注意しましょう。
→Yahoo!かんたん決済の支払い期限について詳しく知りたい人は「ヤフオクのかんたん決済とは?支払いのやり方・期限・手数料をご紹介」をチェック

まとめて取引はキャンセルできない
出品者が「まとめて取引」に同意した後に「まとめて取引」をキャンセルすることはできません。誤って「まとめて取引」を依頼した場合は速やかに出品者に取引メッセージを送り、ダメ元で「まとめて取引」の拒否をお願いしてみましょう。